ITSS事業部の時庭です。
前回のブログの続きです。
無事にクラウドの構築が完了し、運用も開始しました。
前回、気になってる点をいくつか挙げたのでその結果報告です。
バックアップ/リストアに関しては無事に検証も出来たのでその方法に関しては後日ご報告します。
ユーザ/グループと共有フォルダの関係
NASやWindowsなどで共有フォルダを管理する場合、先ず、システム管理者が共有フォルダを作成し、そのフォルダに対して、ユーザやグループを割り当てるとなるのですが、ownCloudの場合は、ユーザ単位でフォルダを作成し、作成したユーザがそのフォルダの共有を他のユーザやグループに許可するかを設定するみたいです。
そうなるとユーザ任せになってしまい、管理がしづらい・・・
で、どうしようと思い、考えた結果、下記のように管理する事にしました。
- 各事業部単位でユーザとグループを作成する。(例:ITSSユーザ/ITSSグループ)
- ITSSユーザはITSSグループの所属にする。
- ITSSユーザでフォルダを作成し、ITSSグループに対して共有を許可する。
- 社員のユーザを作成し、ITSSグループの所属にする。
ユーザ登録時に勝手に作られる【Documents】と【Photos】のフォルダ
これに関してはownCloudインストール先にある【owncloud/core/skeleton】のディレクトリ内のフォルダやファイルがユーザ作成時にデフォルトとしてコピーされるので不要であればこのディレクトリ内を空にすればユーザ作成時にもユーザフォルダ内は空になります。
クォークのデフォルト設定
ownCloudはユーザ単位でディスクの使用制限をかけられます。(NASやWindowsなども出来ますが)
ユーザ作成時にデフォルトで表示されるクォーク・サイズを指定できます。
- ownCloudに管理者でログインする。
- ユーザ一覧を表示する。
- 設定をクリックするとデフォルトのクォータサイズの変更が出来ます。
これでユーザ登録時にこのサイズが初期表示されます。
次回はバックアップ/リストアとデータ格納ディレクトリの移動に関して書きたいと思います。
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