初めましてITSS事業部の中村と申します。
今回はプログラム開発というよりプロジェクトの進め方について書いてみようと思います。
仕事において、何かしらの「プロジェクト」に参加する機会があるかと思います。
プロジェクトとは目的・目標を持った期限が定められた活動になります。
しかし私の経験上、大抵のプロジェクトは計画通りに進みません。
その際、プロジェクトリーダは口を揃えて「見積が甘かったのが原因」と言ってました。
なぜそうなったのでしょうか?
それはKKD(経験・勘・度胸)に頼り過ぎた事が起因しています。
※IT技術は日々進歩しており、以前、使用した手法が流用不可な事がよくあります。
そこでプロジェクト順調に進めるためにPMBOK(ピンボックと呼びます)という物があります。
PMBOKとは「Project Management Body Of Knowledge」の略で、プロジェクトマネジメントの
知識体系になります。簡単に言うと、プロジェクト推進上のポイントや考え方が記載されています。
約20年前に初版が出版され、第5版ではプロジェクトにおけるプロセスを5個の基本的なプロセス群と
10個の知識エリアに分類しています。
◆5個のプロセス群
立ち上げ、計画、実行、監視・管理、終結
◆10個の知識エリア
総合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、組織管理
コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理、ステークホルダー管理
この中でも最も重要となってくるのが、「コミュニケーション管理」と思います。
コミュニケーションとありますがおしゃべりがうまくなる必要はありません。
【相手に対して確実に伝える】と【相手から確実に理解する】が口頭・メール・チャット
等のその場にあった適切な手段によって出来れば十分です。
また大抵の失敗は得てして、ちょっとした確認漏れ(コミュニケーション不足)が
積み重なったことが原因です。基本動作である報告・連絡・相談・確認が非常に重要
であることを、現場でよく実感します。
これからプロジェクトに参画する、または既に参画中の方もPMBOKの考え方を理解すると
プロジェクトが成功に近づいていきます。興味のある方は参考にして下さい。
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